フリーターでも何とか生活できていると、このまま一生フリーターでもいいって思いますよね。
合計7年間フリーターをしていたので、その気持ちとっても良く分かります。
もっと収入が欲しければ「今さら社員にはなれないから、時給のいいバイト先を探そう」と思っていました。
贅沢はできないけれど生活は一応できていたし、特に正社員になるべき理由を感じなかったんです。
けれど、30歳に近づくにつれ、今後の将来を考えるようになって気づきました。
私は問題から目をそらしていただけで、フリーターでいることはデメリットだらけだったんです。
本文では、フリーターのデメリットをご紹介します。
- 何となくフリーターのままでいいやと思っている
- 食べていければ何でもいい
そんな風に思っている方も、このままフリーターでいるべきか、もう一度考えてみませんか?
バイト歴7年で感じたフリーター女性のデメリット
今までフリーターを7年やってきて、実際私が感じたフリーターのデメリットをご紹介します。
フリーターの方ならきっと共感できるのではないでしょうか?
1. カードの審査に受かりづらい
「フリーターでも別に困らないし!」と思っていた20台前半の頃、初めてショックだったのが、クレジットカードを作れなかったこと。
ルミネカード10%のセール中で「ルミネのカード即日発行、当日のお買い物から割引!」という案内に誘わたんですが、結果審査落ち・・
ちょうどその日に冬物のコートを買いたくて、10%オフ欲しかったのに・・
フリーターはカードの審査に通りづらいと知ってはいたのですが、実際作れないとやっぱりショックでした。
ドキドキしながら30分くらい待って「審査に落ちました」と言われたときの、やるせなさといったら・・・
正社員だったらカードを作って、お得なサービスや割引も受けれるのに💔
自分の社会的信用の無さを実感しました。
2. お盆やGWなどに休めない
サービス業だと、みんなが休みの時期、お盆やお正月などは休みが取れません。
フリーターだと、サービス業の仕事をしている方が多いのではないでしょうか?
私は今まで飲食やアパレルなどのフリーターをしてきて、祝日や休日に休めないのがつらかったです。
お盆休みが始まる時の「空港には海外に行く人で溢れています」というニュースを聞いて、その人たちを羨んだり。
ゴールデンウィーク、同窓会に誘われても私だけ参加できなかったり。
「あなたは社会不適合者だから、みんなが休んでいる日くらい仕事頑張ってね」とできない人のレッテルを貼られた気分になることもありました。
大多数の人が遊んでいる時に、自分は働いているのって虚しかったです。
3. 出会いがない
出会いが少ないのも、フリーター女性にとってデメリットです。
フリーターで働いていると、フリーターの男性ばかりが周りにいます。
つまり、結婚相手の候補が全然いないんです。
今までいろんな職場にいましたが、基本社員は1人か2人のみ。
店長だけ社員で、あとはフリーターと学生バイトのみのところが多かったです。
フリーター時代、一度もいい出会いはありませんでした。
「早く主婦になりたい」と願うフリーター女性にとって、フリーターの職場環境は悪いです。
4. 社会保険に入れない
社会保険などの福利厚生が整っていないことも、フリーターのデメリットです。
アルバイトだと加入条件を満たさないことが多いので、基本入れません。
私がバイトで社会保険に入れたのは、今まで1社だけ。
その時は「毎月結構な額引かれちゃうなぁ」とわずらわしく思うこともありましたが・・
今思えばありがたかったですね。
短期的に見たら大切に感じないかもしれませんが、長期的に見れば社会保険に入ってもらえる職場の方が断然良いです。
正社員だったら会社が半分負担してくれるのに、フリーターは全額自分で払わないといけません。
5. 友達に劣等感を感じる
学生の頃の友達に対して、劣等感を感じるようになりました。
学生の頃は同じ立場だった友達も、社会人経験が長くなるにつれて、どんどん立場が変わって行きます。
特に20代後半になると、ステップアップして、キャリアウーマンになっていく子もいます。
「後輩で全然できない子がいて〜」など、友達の職場の話を聞くたびにチクリときました。
正社員の友達と比べて、自分はいまだにフリーターで・・・
仕事は大変そうだけど、何だかんだ楽しそうだし、贅沢な暮らしもしている。
「どうしてこんなに差が開いちゃったんだろう?」と自分が情けなく感じました。
6. 収入が安定しない
フリーターはシフトに左右されるので、収入が安定しません。
人が全然足りない時は「今月もっと入れる?」と言われ、10連勤。
その一方、ひまな時期になると「今日お客さんいないし、もう上がっていいよ」と早く帰らされてしまう。
お店の状況に左右されるので、お給料は安定しません。
「今月給料やばいかも・・」という月が、一体何度あったでしょう💔
毎月同じお給料が入ってくる正社員のひとが羨ましかったです。
7. 生涯賃金が少ない
フリーターと正社員。
短期的に見たら収入の差は少なく感じますが、長期的に見ると収入の差はかなり大きいです。
転職エージェントハタラクティブの記事を引用します。
厚生労働省の統計によると、2015年の高校卒業者の初任給が平均で16万9千円、短大・専門学校卒で17万6千円、大学卒で20万2千円、そして、大学院修士課程終了後に卒業した者は22万8千円となっています。
参照元:厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/15/01.html
それに対して、フリーターは1日8時間、時給1,000円で週5日働いたとして月収は16万円~17万円ほどです。
今度はこれらを年収で換算すると正社員は大卒で240万円程度となり、フリーターは月17万円として年収は204万円になります。これを見る限り、差は大きくないと感じるかもしれません。引用:ハタラクティブ
正社員になったばかりの人とフリーターを比べたら、年収の差は少ないです。
この例だと年間36万円の差。
けれど、年を重ねるにつれて差は広がっていきます。
正社員の給料は、勤続年数やキャリア、スキルを積むと次第にアップしていきます。
対して、フリーターの時給は上がりにくく、1度の昇給時の金額は10円~100円、200円程度と少なめ。その結果、すべての年齢層における正社員の平均年収が約415万円に対して、フリーターの平均年収が約170万円という大きな差になって現れてきます。
年収は、65歳までに正社員が稼ぐお金の合計「生涯賃金」に大きく影響することがわかるでしょう。参照元:平成27年賃金構造基本統計調査の概況 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2015/dl/13.pdf
引用:ハタラクティブ
1年間で正社員が415万円もらえる一方、フリーターが170万円。
一生涯で比べたら、ものすごい差になるのがわかります。
まとめ:フリーター女性のデメリットは大きい。一度立ち止まってみよう
フリーターを7年やって感じたデメリットは以下の通り。
- カードの審査に受かりづらい
- お盆やゴールデンウィークなど国民の休日に休めない
- 出会いがない
- 社会保険に入れない
- 友達に劣等感を感じる
- 収入が安定しない
- 生涯賃金が少ない
一見、フリーターと正社員の差ってそこまでないように感じますよね。
でも、それは短期的に見ているから。
将来も見据えて長期的に見ると、フリーターと正社員の差は大きいです。
特にお金の問題は深刻です。
あなた自身の将来をきちんと考えてあげられるのは、今のあなただけ。
今からでも絶対に遅くありません。
ぜひ一度立ち止まって、これからの将来のことを考えてみてくださいね。
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